日本放射線腫瘍学会教育委員会および生物部会では、「診療現場で役に立つ放射線生物学の基礎を分かりやすく学びたい」というご要望にお応えするため、毎年、放射線生物学セミナーを開催しております。 放射線治療医のほか、治療専門放射線技師、医学物理士、がん看護専門看護師など放射線治療に関わる医療職、および学術研究者や大学院生の皆さんを対象としたセミナーです。 第11回となる今回は、2019年度のノーベル生理学・医学賞の受賞対象にも関連し、放射線治療と切っても切り離せない「腫瘍内の低酸素」をトピックスとして取り上げます。 がんの内部に酸素分圧の低い領域(低酸素領域)が存在し、放射線抵抗性との関連が示唆されて以降、放射線腫瘍学が「低酸素問題の解決に向けた研究」を牽引してきました。 本セミナーでは、JASTRO内外から講師をお迎えし、腫瘍低酸素研究の歴史的経緯から、低酸素ががんの放射線抵抗性を導く原因、さらには低酸素問題を克服しようとする取り組みまでをお話しいただきます。 初学者から熟練した医療者、専門領域の研究者、放射線腫瘍医だけではなく、診療放射線技師、医学物理士、看護師などの方々も、ぜひ放射線生物学の情報収集の機会としてご参加いただければ幸いです。 <開催概要> テ ー マ:基礎から学ぶ「放射線腫瘍学における低酸素問題」 会   期:2021年2月20日(土) 会   場:オンラインセミナー 世 話 人:原田 浩(京都大学大学院生命科学研究科附属放射線生物研究センター) 参 加 費:JASTRO会員 8,000円 / 非会員 10,000円                  前期(初期)研修医 5,000円 / 学部学生 無料 申込締切日:2021年1月15日(金)まで(事前登録のみ) プログラム: https://www.jastro.or.jp/medicalpersonnel/event/bio-seminar/ 参加申込先: https://bio-seminar.com/20210220 ※申込いただいた方に仮受付メールが自動送信されます。 ※申込が募集人数に達した時点で締切る可能性があります。 【お問合せ先】 第11回放射線生物学セミナー事務局 E-mail:info@bio-seminar.com